AdSenseのRPM低下を切り分ける
AdSense収益低下を、流入、RPM、クリック、国、端末に分けて確認するチェックリストです。
AdSense収益が落ちたとき、収益だけを眺めても原因は分かりません。まず「流入」「広告の単価」「クリックされやすさ」を分解し、どれが壊れたかを最短で確定します。
最初にやること(結論)
- 「ページ別の表示回数(広告の表示回数/ページビュー)」が落ちたのか
- 「RPM(収益 / 1000表示)」が落ちたのか
- 「クリック率(CTR)」が落ちたのか
この3つのどれか(または複合)を先に確定すると、次の打ち手が迷いません。
30分チェックリスト
1) “流入が落ちた” なのかを先に疑う
RPMが下がって見えても、実際は「RPMが高いページの流入が落ちた」だけのことがあります。
- ページ別に、表示回数(またはページビュー)の落ち方を見る
- 収益が高いページから順に並べて、落ちているページに集中する
2) RPMの低下が “単価” か “クリック” かを切り分ける
- CTRが落ちた: クリックされにくくなった(導線/レイアウト/ユーザー意図のズレ)
- CTRは同等でRPMだけ落ちた: 単価(需要/国/広告主)の影響が大きい可能性
3) 国と端末で “見え方” を変える
全体を見ると混ざって原因が見えません。次で分解します。
- 国別: 高単価の国の比率が落ちていないか
- 端末別: モバイルだけ落ちていないか(UX変更やCLS/表示速度の影響が出やすい)
4) “広告が出ていない” を疑う(計測ズレではなく配信停止)
急に落ちたときは、広告配信自体が止まっているケースがあります。
- 直近で
robots.txt/sitemap.xml/ ルーティング / 認証(Basic認証等)を触っていないか ads.txtが取れているか(https://あなたのドメイン/ads.txtが 200 か)- 違反/制限(ポリシー/支払い関連/アカウント)で表示制限がかかっていないか
5) 直近の変更と紐付ける(最短で戻せる仮説から)
RPMが落ちた直前に変更したものがあるなら、まずそこから疑います。
- 広告位置の変更(ファーストビューから外した/密度が下がった)
- ページテンプレの改修(ヘッダ/フッタ/余白/フォント等)
- 同意管理/広告読み込みの条件分岐(地域/端末で分岐が変わった)
確認する順番
- ページ別の表示回数
- RPMの変化
- 国別の収益比率
- モバイルとデスクトップの差
- Search Consoleの表示低下
改善の考え方
RPMが高いページの流入が落ちたなら、まずSEO更新(タイトル/本文/内部リンク)を優先します。流入はあるがRPMが低いなら、広告配置や読者の意図(ページが答えている問い)を見直します。複数サイトでは、この切り分けをサイト別に行うことが重要です。
SiteOpsでできること
複数サイトを運用していると、RPM低下は「どのサイト/どのページが先に壊れたか」を見失いがちです。SiteOpsでは、サイト別に見る順番を固定して、異常検知→原因の切り分け→復旧を早くします。
- まずは ダッシュボード で、収益に影響が出ているサイトから優先して見直せます。
この記事を書いた人
川原
SiteOps編集チームの公開窓口として、検索、アクセス、収益データをもとにした運営判断の知見をまとめています。
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