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Cloudflare 1102/503の最初の30分でやること

Cloudflare Worker(OpenNext)で503/1102が出たときに、最初の30分で止血する切り分け順です。

著者: 川原更新: 2026-05-13障害対応RSS
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Cloudflare Worker(OpenNext含む)運用でしんどいのは、「検索が急落した」「収益が落ちた」という“結果”から入ると、復旧が遅れることです。先にやるべきなのは、ユーザー(とGooglebot)が到達できない状態(503/1102/タイムアウト)を、短時間で切り分けて“止血”することです。

この記事は、Cloudflare側のエラー(例: 1102)や503が出たときに、最初の30分でやることを固定するためのチェックリストです。原因の推理より、復旧を早める順番を優先します。

0. まずやらないこと

  • いきなり大きくリファクタする
  • 依存を一斉更新する
  • ルーティングやmiddlewareを触り散らかす
  • 「たぶんここが悪い」で本番に連続デプロイする

障害時は、まず「どこで落ちているか」を絞り、再現性のある観測点を作るのが先です。

1. 影響範囲を3つに分ける(最優先)

最初に“全部”を見ないで、影響範囲を固定します。

  1. すべてのページが落ちている(トップも含めて503/1102)
  2. 一部のページだけ落ちている(特定のルート・動的ルート)
  3. 特定のUAだけ落ちている(Googlebotや特定地域など)

これが分かると、見るべきログ/設定/コードの場所が一気に減ります。

関連: /media/search-console-drop-first-30-minutes

2. まずは「重要URLを5つ」だけ直叩きする

ブラウザで見る前に、最低限の5URLだけ決めて直叩きします(ページは例です)。

  • /(トップ)
  • /pricing(料金)
  • /dashboard(ログイン後導線)
  • /api/health(もしあるなら)
  • robots.txt / sitemap.xml(SEO入口)

ここで「どれが落ちるか」をメモして、次の切り分けに使います。

3. 503/1102のときに、最初に疑う順番(速い)

A. 直近デプロイに紐づくもの(最速に当たる)

  • デプロイ直後から発生したか
  • 直前の変更が middleware / 認証 / ルーティング / fetch まわりか
  • ビルド成果物(OpenNext bundle)が生成されているか

B. 設定・制限系(発生が急で、再現が薄いことがある)

  • 実行時間・CPU・メモリ系の制限に当たっていないか
  • 外部API(Google/Stripe/Tursoなど)への接続で詰まっていないか
  • 例外が握り潰されて「同じエラーに見えている」だけではないか

C. ルート依存(“一部だけ落ちる”ならここ)

  • 動的ルートでだけ落ちる(DB/外部API/重い処理の可能性)
  • 特定のクエリやパラメータで落ちる(入力バリデーション不足)
  • 特定のページだけ重い(生成/変換/画像など)

4. “止血”のための暫定措置(やり過ぎない)

復旧を早めるために、一時的にできることはあります。ただし「戻せる形」に限ります。

  • エラー発生ルートで重い処理を止めて、軽いフォールバックを返す
  • 外部API呼び出しにタイムアウト/リトライ上限を入れる
  • 例外時に500で落ちるより、ユーザーに説明した固定ページを返す(公開ページのみ)

目的は“収束”で、恒久対応は次のコミットで丁寧にやります。

5. 収束後にやること(恒久対応の入口)

障害が止まったら、次の「再発防止」に繋げます。

  • 再現条件(どのURL/どの条件)を短くメモして残す
  • 原因箇所を1つに絞って、最小パッチで直す
  • 観測点(エラーの種類、外部依存の失敗、トレース)を追加して“次は見える”状態にする

この順番にすると、「焦って触って悪化する」を避けられます。

この記事を書いた人

川原

SiteOps編集チームの公開窓口として、検索、アクセス、収益データをもとにした運営判断の知見をまとめています。

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