robots.txt を変えたらクロールが止まったとき、最初の30分でやること
robots.txt を触った直後にクロール/インデックスが止まったとき、最初の30分で誤ブロックを特定して最小差分で戻す手順です。
robots.txt を触った直後に Search Console のクロールやインデックスが止まった(または急に減った)とき、最初の30分でやるべきことは「原因を当てにいく」ではなく「どのURLパスが、どのユーザーエージェントで、どのルールによりブロックされているかを確定して、最小の差分で戻す」ことです。
robots.txt は“インデックスから消す仕組み”ではなく“クロールを制御する仕組み”なので、ブロックの仕方を間違えると検証が長引きます。
0. まずやらないこと
- いきなり robots.txt を全面書き換えする
Disallow: /などの強いルールを「とりあえず」で入れるnoindexを robots.txt でやろうとする(Google は robots.txt のnoindexをサポートしません)- 原因が確定していないのに、サイト全体のリダイレクトやURL構造変更に手を出す
最初の30分は「直す」より「切り分け」です。ロールバックできる最小差分で、安全に戻します。
1. “何が止まったのか”を定義(3分)
混ざりやすいので、まず症状を1行で固定します。
- クロールが止まった(Googlebot が取りに来ていない/減った)
- インデックスが減った(クロールはあるが登録が落ちた)
- 特定ディレクトリだけが消えた(例:
/blog/、/docs/だけ)
この定義が曖昧だと、robots.txt を触っても“効いたのかどうか”が分からなくなります。
2. robots.txt の“いまの中身”を確定(5分)
次の2つを固定します。
- 本番の
https://<domain>/robots.txtを開いて、現行の内容をコピペで保存(作業ログに貼る) - デプロイ/更新履歴(CMS、CDN、ビルド)で、いつ誰が変えたかを確定
「ローカルの想定」と「本番のrobots.txt」が違うだけで、30分が溶けます。
3. ルールが効く“対象”を最短で絞る(10分)
robots.txt は“対象URLパス”と“ユーザーエージェント”で効き方が変わります。次を確認します。
User-agent: *だけでなくUser-agent: Googlebot/Googlebot-Image/AdsBot-Google等が入っていないかDisallow:が意図せず広くなっていないか(例:Disallow: /?、Disallow: /*?のつもりが/を塞いでいる)Allow:とDisallow:の優先関係で、想定外の勝ち負けになっていないか- クロールさせたい領域(例:
/や/sitemap.xml)が塞がれていないか
この10分の目的は「ブロックしている“1行”を見つける」ことです。
4. “noindex をしたい”のか“クロールを減らしたい”のかを分ける(5分)
robots.txt でページをブロックしても、外部リンク等の情報だけで URL が検索結果に出続けることがあります。
検索結果から落としたいなら、robots.txt ではなく noindex(meta / HTTP header)で扱う方が速いです。
逆に、クロール負荷を下げたい(無駄なURLを巡回させたくない)なら robots.txt が向きます。
5. 30分で出す“結論”の型
最初の30分で、次のどれかに分類して次の1時間の作業を固定します。
- robots.txt の誤ブロック: ブロック行を特定 → 最小差分で修正/ロールバック → 反映確認へ
- robots.txt 以外(配信/認証/障害):
robots.txtは正常 → ホスト障害/認証/5xx/403 を優先して切り分けへ - “検索結果から消したい”要求の取り違え: robots.txt ではなく
noindex方針に切り替え → 対象ページから適用へ
分類ができれば、次の1時間は“正しい手段”だけを触れます。
関連
- /media/search-console-sitemap-fetch-error-first-30-minutes
- /media/sitemap-url-drop-first-30-minutes
- /media/search-console-indexing-drop-first-30-minutes
参考にした一次情報
- Google Search Central: Introduction to robots.txt
- Search Console Help: Crawl Stats report
- Google Search Central: Block Search indexing with noindex
この記事を書いた人
川原
SiteOps編集チームの公開窓口として、検索、アクセス、収益データをもとにした運営判断の知見をまとめています。
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