Search Consoleで構造化データのエラーが急増したとき、最初の30分でやること
Search Consoleで構造化データのエラー(リッチリザルト対象の警告/エラー)が急に増えたときに、最初の30分で「対象URLの切り出し/URL検査/テストツール再現/直近変更の止血」を進める手順です。
Search Consoleで 構造化データのエラー(リッチリザルト対象の警告/エラー)が急に増えたとき、最初の30分でやるべきことは「原因を当てる」より、(1) 対象URLが本当に壊れているのか、(2) 直近変更(テンプレ/配信/プラグイン)が壊したのか、(3) 計測や表示だけの揺れなのか を短時間で分けて、止血することです。
この記事は、最初の30分で「止血できる事故」を先に潰して、次の1時間で触る場所(テンプレ/生成/配信/インデックス)を固定するチェックリストです。
関連:
- /media/search-console-indexing-drop-first-30-minutes
- /media/search-console-duplicate-google-chose-different-canonical-first-30-minutes
- /media/search-console-soft-404-first-30-minutes
0. まず結論(先にやる順番)
- エラー対象を「代表3URL」に絞る(全件は追わない)
- URL検査で「Googleが見たHTML」と「インデックス可否」を確定する
- 代表URLをテストツールで再現(Rich Results Test / Schema Markup Validator)
- 直近変更の差分で“壊した箇所”を当て、最小差分で止血する
1. まず確認: “増えた”のは本当か(3分)
Search Consoleの構造化データレポートは、集計タイミングや評価の揺れがあります。まず「止血が必要な事故」かどうかを判断します。
- 直近のデプロイ/テンプレ変更/プラグイン更新があるか
- 新規ページが急増していないか(生成/インポートで件数が増えただけの可能性)
- “同じURL群”で突然増えたのか、“新しいURL群”が増えたのか
判断の目安:
- 同じURL群で突然増えた → 実装・配信の事故を疑う(最優先)
- 新しいURL群で増えた → 生成ロジックの不足/要件漏れを疑う
2. 代表URLを3つだけ選ぶ(2分)
次の3つを選びます。
- 代表A: もっとも件数が多いエラーの典型URL
- 代表B: 同じテンプレの“正常”URL(比較用)
- 代表C: 収益に近い重要URL(守る対象)
ここで 代表URLが取れない(URLが特定できない)場合は、まず対象レポートの「例」や「影響を受けたページ」を出せる範囲で抜き出してから進めます。
3. URL検査で“Googleが見た状態”を確定(10分)
各代表URLでURL検査を開き、次を確認します。
- クロールできているか(5xx/タイムアウトがないか)
- インデックス可否(noindex / robots / canonical)
- 取得したHTMLが“期待通り”か(本文が空、エラー画面、ログイン誘導になっていないか)
- canonicalが意図通りか(別URLを正にしていないか)
構造化データ以前に、HTML自体が壊れていると「構造化データも壊れます」。まず ページが正しく返っているか を先に確定します。
4. ツールで再現して“本当に壊れているか”を確定(8分)
代表Aと代表Bを次のどちらか(または両方)で確認します。
- Rich Results Test(リッチリザルト テスト)
- Schema Markup Validator(スキーマ マークアップ検証)
見るポイント:
- JSON-LDがHTMLに出ているか(SSR/静的生成の事故で消えていないか)
- JSONとして壊れていないか(末尾カンマ、引用符、エスケープ、括弧)
- 必須プロパティが欠けていないか(タイトル/画像/日付など)
- 直近変更で
@typeや@contextが変わっていないか
5. “直近変更で壊した”パターン(7分)
増え方が急なら、まず実装・運用変更が原因の事故を疑います。
典型:
- JSON-LDを生成している関数の条件分岐が変わり、一部ページで空になる
- テンプレの共通ヘッダー差し替えでJSON-LDの挿入場所が消える
- 画像URLが相対パスになり、要件を満たさなくなる
publishedAt/modifiedAtが未設定/未来日/空文字になる
止血の最小差分:
- 代表C(重要URL)から先に、必須フィールドを“必ず出す”ように戻す
- 条件分岐は「出せないなら出さない」より「安全な最小値を出す」に寄せる
- まずは エラー0件化 より 重要URLの復旧 を優先する
6. 収束後にやること(恒久対応の入口)
- 生成ロジックを「必須/任意」に分け、欠けやすいフィールドを監視する
- テンプレ更新に対して、構造化データのスモークテストを追加する(代表URLだけでOK)
- 新規ページ生成時に、構造化データの要件チェックを組み込む(CIまたはバッチ)
参考にした一次情報
- Google Search Central: 構造化データ(概念とガイド)
- Google Search Central: リッチリザルト テスト
- Schema.org: Schema Markup Validator
- Search Console Help: URL Inspection tool
相談したい場合は お問い合わせ から状況を送ってください(最短で見る順番を一緒に整理できます)。
この記事を書いた人
川原
SiteOps編集チームの公開窓口として、検索、アクセス、収益データをもとにした運営判断の知見をまとめています。
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