Cloudflare 522 Connection timed outのとき、最初の30分でやること
Cloudflare 522(Connection timed out)を、接続前(SYN+ACK)/接続後(ACK)/遮断/取り違えで30分切り分ける。
Cloudflareで 522 Connection timed out が出たときは、まず「Cloudflare → オリジン(サーバー)への通信が、確立できない/確立後に詰まる」のどちらかとして扱うのが最短です。
522は “アプリが遅い” というより オリジンへの到達やTCPレベルの応答が返らない 寄りで、524(HTTP応答が遅い)と初動が変わります。
関連:
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- /media/cloudflare-524-timeout-first-30-minutes
- /media/cloudflare-525-ssl-handshake-failed-first-30-minutes
- /media/cloudflare-526-invalid-ssl-certificate-first-30-minutes
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最初に結論(先にやる順番)
最初の30分は「直す」より「詰まっている地点を確定する」を優先します。
- 522で確定(Cloudflare側のエラー番号・発生URL・発生率)
- 影響範囲を固定(全員/一部地域/一部URL/自分だけ)
- “接続前” か “接続後” かを分ける(SYN+ACKが返らない / つながった後にACKが返らない)
- 拒否/遮断を先に潰す(Firewall/WAF/allowlist/Rate limit)
- 最短の切り戻し(直前のオリジン/ネットワーク/DNS/Cloudflare設定変更)
1. 522で確定する(推理禁止)
- ブラウザのエラー画面に 522 が出ているか
- Cloudflareダッシュボードの Events / Analytics で、522が増えているか
- 可能なら
curl -I <URL>を複数回実行し、再現率 を把握する
ポイント:
- 524/521 と混同しない(初動が変わります)
- 522は「CloudflareがオリジンへTCP接続できない/維持できない」側の疑いが強いです
2. 影響範囲を固定する(最優先)
- 別端末(スマホ/PC)で同じURLを見る
- 別回線(モバイル回線)で見る
- 別リージョン(VPNなどが使えるなら)で見る
- 別URL(トップだけ/サブページだけ/特定パスだけ)で傾向を見る
判断の目安:
- 全員・全ページで522: オリジン停止/ネットワーク/Firewall/allowlistを優先
- 一部パスだけ522: 特定ホスト/LB/リバプロ/アプリの入り口で詰まっている疑い
- 自分だけ522: ローカルDNS/キャッシュ/ブラウザ拡張/ネットワークの可能性も残す
3. “接続前” と “接続後” を分ける(初動が変わる)
522は大きく2パターンに分かれます。
3-1. 接続前: SYN+ACK が返らない
Cloudflareがオリジンへ接続(TCPハンドシェイク)しようとしても、オリジンが SYN+ACKを返せない/返していない 状態です。
ありがちな原因:
- オリジンが落ちている/過負荷で新規接続を受けられない
- Firewall/セキュリティグループでCloudflareからの接続が落とされている
- オリジンのポートが閉じている/リバプロがLISTENしていない
- DNSが別オリジンを指している(A/AAAAの取り違え)
3-2. 接続後: つながったのに ACK が返らない
TCP接続は確立するものの、Cloudflareが送ったリクエストに対して ACKが返らない(途中で詰まる/ドロップされる)状態です。
ありがちな原因:
- オリジン側の接続数枯渇(accept backlog / fd枯渇 / conntrack枯渇)
- LB/リバプロ/セキュリティ製品でのレート制限・誤検知
- ネットワーク経路の不安定(NAT/ファイアウォール/ホスティング側)
4. “拒否/遮断” を先に潰す(最頻出)
オリジンが生きているのに522が出るときは、Firewall/WAFなどで Cloudflareからのアクセスが遮断 されているケースが多いです。
チェックリスト:
- 直前にFirewall/セキュリティグループ/リバプロ設定を変えていないか
- オリジンが Cloudflare IPレンジ を許可しているか(許可/拒否ルールの確認)
- “Bot対策” “Geoブロック” “Rate limit” で誤爆していないか
- 80/443 の到達性(ポート/プロトコル/終端位置)が一致しているか
止血の優先順位:
- 一時的に 許可ルールを広げる(復旧優先)→ 収束後に最小化
5. DNS取り違え(オリジンを指していない)
DNSが別オリジンを指してしまっていると、522になり得ます。
- 直前にDNSを触っていないか(A/AAAA/CNAMEの変更、移管、TTL)
- “本番” のつもりが “別環境” を指していないか(stg向けIPなど)
- IPv6(AAAA)が残っており、片方だけ違うオリジンを指していないか
6. “今すぐ復旧” のための切り戻し候補(最初の30分の範囲)
原因特定に時間がかかるときは、復旧優先の切り戻しを先に検討します。
- 直前のオリジン変更(デプロイ/設定/スケール)を戻す
- 直前のFirewall/セキュリティグループ変更を戻す
- 直前のDNS変更を戻す(切り戻しが安全な場合)
- 直前のCloudflare設定変更(Rules/WAF/SSL/TLS)を戻す(安全な範囲で)
相談する(SiteOps)
状況が複合していて切り分けが進まない場合は、相談だけ先に進めるのも有効です。
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この記事を書いた人
川原
SiteOps編集チームの公開窓口として、検索、アクセス、収益データをもとにした運営判断の知見をまとめています。
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